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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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駿府キリシタン秘抄 ⅩⅣ


               今日は去年行けなくて涙を飲んだ場所に行く予定。
               村岡花子関係の場所なんですが、大体の位置しかわからずにいたのが
               最近出た本で場所がわかり、行けるようになったのです☆
               こんなこともあるんだなと感謝しながらレッツゴー (o^-^o)



日本基督教団 吉原教会


前夜富士市にあるホテルに泊まったので、まずは富士市にある教会を回ろうかと思います。

最初に向ったのは日本基督教団の吉原教会。立派な教会堂ですね。壁の十字架が堂々としていて☆


富士カトリック教会


次に向かったのが富士カトリック教会。幼稚園が併設されています。

スケルトンになった塔の形が左右で違うのは、きっと意味があるんでしょうね。建物からはモダンな印象を受けました♪


イエス愛の教会


信号で止まったときに目に入って来たのが赤い十字架。「イエス愛の教会」だということです。

「日本ホーリネス教団同盟基督教大韓聖潔教会」 と書かれているので、ホーリネスと連携している韓国系の教会なんでしょうか。赤い十字架というのが韓国っぽいですね。



 では御殿場へ\(o ̄∇ ̄o)/


富士山


富士市の教会めぐりを終えて、御殿場へ。目指す場所は御殿場にあるのです!

車窓からは雄大な富士山が望めます。ここに住んでいる人は毎日こんな富士山を見ているんですね (*^-^)


広岡浅子別邸跡


やって参りました。こちらが本日の目的地ですヽ(‘ ∇‘ )ノ

えっ、ガソリンスタンドじゃないかって? そうです。静岡ではメジャーなホームセンター、ジャンボエンチョーが昔の西園寺公望邸で、その横のガススタ辺りが、本日の目的地、広岡浅子別邸の跡なのです。

ここに夏になると女性たちが集まって勉強会が催されていたそうです。それで村岡花子らが訪れていたんですね。広岡浅子と村岡花子は共にNHK朝ドラの主人公になった人物ですが、二人ともクリスチャン。なので二重に来てみたかったのです♪

広岡浅子とキリスト教


広岡浅子は幕末から明治、大正という激動の時代を力強く駆け抜けた女性。元々、京都の油小路通出光の三井家で、第六代当主三井高益の4女としてこの世に生を受けました。大阪の広岡家に嫁ぎ、事業家、教育家という立場で、現在の大同生命保険や日本女子大学の設立に貢献しました。

浅子がクリスチャンになったのは、晩年のこと。事業から引退したのと同じ頃、胸に悪性腫瘍が発見され、その摘出手術を受けた後に、大阪の教会で洗礼を受けました。そして新たな天命とも言うべき、キリスト教の布教活動、キリスト教精神に基づく女性の地位向上に関する活動に取り組みました。

その一環として催されたのが、御殿場二の岡にあった広岡家別邸での勉強会。それに参加するために集まった女性たちの中に、若き日の村岡花子もいたわけで、勉強会を通して女性の社会進出と貢献のDNAが受け継がれていったのですね☆


中国料理「名鉄菜館」


ちなみに、道をはさんだ反対側にある中国料理のお店「名鉄菜館」は、昔勝又荘という旅館があった所。勝又荘は著名人が宿泊する名旅館だったようで、吉田茂などが泊まっています。

吉田茂はサンフランシスコ講和条約を結んだ首相ですが、死んでからクリスチャンになった人物。生前中は政敵が多くて、受洗して信仰を表明することができなかったんですね。偉い人も大変です。


御殿場カトリック教会


御殿場に来たということで、周辺の教会めぐりもいたしましょう☆

こちらは御殿場カトリック教会。いいアングルから写真が撮れませんでしたが、木目の美しい教会堂です。

広岡浅子別邸跡のすぐ近くですね。


日本基督教団 御殿場教会


続いて日本基督教団の御殿場教会へ。

コンビニに車を停めると真正面に見えて、写真が撮りやすかったです。

富士山をバックに一幅の絵のよう♪



 広岡浅子や村岡花子が訪れた二岡神社へ♪


神社への道


広岡浅子別邸での勉強会の際、皆でしばしば訪れたという二岡(にのおか)神社へも行こうと向いましたが、途中ものすごい渋滞に巻き込まれたので、「二岡神社への初詣客か?」と思いきや、御殿場アウトレットに行く人の渋滞でした。

一方二岡神社は、それとは真逆に、近づけば近づくほどに昼なお暗い林の中で、到底一人では歩いて入っていけないような雰囲気。こんな所に女性たちで散策に来ていたんですねぇ。。(・ロ・)


二岡神社


「この道で合ってるのかなぁ」と、不安に駆られながら未舗装の道を進んで行くと、想像していたのより小さな社殿が。

ここが二岡神社の本殿のようです。私たちの車を抜いて、慣れた様子で入っていく車があったので、勇気付けられて入って行くと、その人は宮司さんのようでした。

「今日は結婚式があるので、中が結婚式仕様になってます」と言っておられました。たぶん初詣客はほとんど来ず、神式の結婚を挙げたい人たちが主な訪問客なんでしょうね。「客」という言い方が適切かわかりませんけど。


二岡神社

二岡神社社殿

二岡神社慰霊碑

古い石灯籠

二岡神社鳥居


鳥居のある所まで来てみたら、神社に詣でる人たちを迎える建物があって、そこに広岡浅子や村岡花子のことを書いた紙(↓)が掲示されていました☆

こういうのを私も読んで来たのですから、他にもこの人たちのことを知りたくて来る人がいるんでしょうね。

私は最初、村岡花子に興味を持っていて二岡での勉強会のことを知り、二岡神社はともかく広岡浅子邸はどこだったんだろうと思っていたら、今度は広岡浅子が朝ドラのヒロインのモデルになり、関連本が出るようになったのでわかったのです。ドラマは見てないけど、すごく恩恵は受けてますね (*^0゜)v


二岡神社社叢

二岡神社の社叢

二岡神社内の建物

掲示板

YMCA東山荘


もう一ヶ所最近知るようになった広岡浅子関連の場所にもゴー。YMCAの東山荘です。

ここを作るときにも、広岡浅子は実家の三井家からお金を出させています。若い人たちの研修のためにこういった施設が必要だと考えたんでしょうね。

2.26事件で斃れた高橋是清も出資しました。高橋是清はクリスチャンではありませんが、ヘボンさんに師事して生涯慕っていた人。もう少し生きて、政界から引退したら・・・と考えていたかもしれません。


ディーン・リーパー・メモリアルロッジ

解説板

YMCA東山荘

カレーが名物なの?

東山湖


YMCA東山荘の目の前に広がる東山湖には釣り客が。天気も良くて、いいですね。富士山もよく見えます♪

他に何もしないで、のんびり釣りをするという正月の一日というのも、いいだろうなと。



 函南へと向いつつ・・・(・0・。)


JR三島駅


本日のメインとなる観光を終えて、後は宿泊先へと向うだけですが、まだお昼前。いつもはスケジュールをびっしり詰めてしまうのですが、今回は空け過ぎたようです (^^;

JR三島駅やそこから三嶋大社へ向う道は、初詣客で一杯。やっぱり有名どころは混むんですね。


日本同盟基督教団 三島キリスト教会


ふと見ると、教会が。去年見かけたものの、写真を撮れなかった三島キリスト教会です。ちょうど停車中だったので、今回は写真が撮れました☆

見逃した所を再チェックできて、神様サンキューなのです!(軽すぎますか・・・?)

箱根への街道


今日泊まるホテルは函南にあるので、三島から箱根へと抜ける街道を通ります。昔三島に宿泊したハリスもこの道を通ったのかな。

しばらく行くと猛烈な渋滞に巻き込まれたので、すごい事故でもあったのかと思いきや、三島スカイウォークという新しい観光スポットができて、そこへの渋滞でした。

日本人って、ほんと物見高い民族ですね。


山中城跡


しばらく行くと、「山中城跡」の案内板が。ちょうど時間が余っていたので、予定にはなかったけれど寄ってみることにしました☆

三島スカイウォークみたいな人出はありませんが(どちらかというと閑散と・・・)、日本百名城の一つだそうです。ならば一度は見てみようかということで ('-'*)


山中城解説

三の丸堀

兵糧庫跡解説

兵糧庫跡

畝堀


意外、と言っては失礼でしょうけど、意外にも見ごたえがありました!

特にこちらのお堀が。畝みたいになっているので「畝堀(うねぼり)」と言うそうです。ちょっと芸術的ですね♪

山城なんですが全体的によく整備されていて、見どころを教える解説板も至れり尽くせり。登るにつれて本丸跡や天守櫓の跡が現れてくるのも見ものです。「山城って大抵、山の中ににちょっと遺構があるだけでしょ」と思っていた私には、望外の収穫でした。明日は石垣山一夜城にも行く予定なので、小田原征伐の予習にもなりましたし (*゜v゜*)ウフ


本丸跡

本丸跡解説

天守櫓跡

天守櫓跡解説

宗閑寺


城から降りて少し歩くと、宗閑寺というお寺がありました。ここには小田原征伐で戦死した、北条側と豊臣側双方の武将の墓碑があります。

詳しくは↓の解説板を読んでいただくとして、ここで感じるのは「無常」の二文字ですね。

武将の墓


直接的な恨みのない人を殺さねければならないのが、戦(いくさ)というものなんでしょうけど、戦の駒として命を落としたい人などいないはず。

こんな無駄な命の使い方をしなくてもいい世の中を作っていかねばと、戦国に生きたキリシタン武将たちは思ったのではないでしょうか。

小田原征伐の決着をつける際、交渉にあたり北条側の降伏と城明け渡しを承諾させたのが黒田官兵衛。キリシタン大名だった人物です。この時はもう隠居して、名前を如水としていましたが、豊臣側からの使者として交渉を纏め上げました。そのおかげで無駄な戦と兵士たちの死が避けられました。官兵衛の心中には、命を助けたいと思う祈りがあったのではないでしょうか。官兵衛はここに来たことあるんでしょうかね?


解説板

巨樹

近くの地蔵尊

芝切地蔵尊

富士箱根ランド


そうこうしながら、本日の宿泊地、富士箱根ランドに到着。「箱根」と付いてますが、箱根湯本からは少々離れています。静岡の三島と熱海の中間くらいですから。

ただし箱根街道から曲がった所にあるので、箱根へのアクセスはいいようで、箱根駅伝でもここを使う大学があるのだとか。

看板に偽りアリというのではなさそうですね☆

大平元首相の植樹


見ていたら、大平元首相が植樹した木を発見。ここでは自民党の党大会も行われることもあるようで、その際に植えられたものだそうです。大平正芳元首相はクリスチャンなので、ちょっとうれしかったりして♪

実は私たち夫婦は随分前にここに来たことがあって、それで今回来てみたんですが、案外変わってないところも多く、懐かしくて興奮しました o(*^▽^*)o


ボウリング場

新館レストラン

運動場

館内

鷲みたいな雲


展望レストランで遅めのお昼を食べながら、ふと窓の外を見ると、鷲の形の雲が。鷲がこっちに向って飛んで来る様子に・・・見えませんか?

夫は首を傾げておりましたが、ハッピーな気分になり、滞在を満喫できました。感謝です♪



            人生は長くない!


             人生100年と言うけれど、実際に100歳になった人を見ると
             生きてはいても、思い通りに体を動かせる人はごくわずか。
             自分が願うとおりに動ける時間はずっと少ないことがわかります。

             この人生のタイムリミットの中で何をするかが問題なのですが
             自分が自分として生まれてきたことを感謝し、自分にできることを成し
             「私は救われた」と言えるようになることが必須だと思います。

             その意味では、こんなに幸せに思って人生の道を歩んでいられることを
             本当に有り難いことだと思います。
             来し方行く末を思い、感謝を噛みしめる夜なのでした (*^▽^*)





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